ブログ

2015.12.07更新

 深部静脈血栓症という病気、エコノミー症候群といったほうが馴染みがあるかもしれません。長い時間同じ姿勢を保つと血液の流れが悪くなり、一部の血管に血栓、いわゆる血の塊が出来る病気です。そしてその塊が血管を通じて移動して肺の血管に詰まると肺の組織がダメになるなどの深刻な事態を引き起こします。

 統合失調症の患者さんが治療のために内服されている薬の重要な副作用の一つとしてこの深部静脈血栓症があげられます。特に適切な薬の内容と量でなければその可能性は高まるということです。前回お話しした統合失調症の患者さんが亡くなれるリスクを高めているのはその辺にも原因があるかもしれません。ならばリスクを減らすためには適切な薬と前回お話しした生活習慣の改善の両方が大事になってくると言えます。

投稿者: 山王眼と心のクリニック

ご予約・ご相談はお気軽に

お気軽にお問い合わせ下さい TEL:03-5718-6161
bottom_tel.png