このようなお悩みや不安はありませんか
- 疲れやすい
- 気分が落ち込む
- だるい
- 眠れない
- 気持ちが焦ってしまう
- やる気が起きない
- 会社や学校にいけない
- 不安で仕方ない
- 周りの人の目が気になる
誰にでも起こりうる症状ですが、その症状が抜けずに日常が「過ごしにくい」と感じられている方は、無理をされずどうぞご来院ください。
当院は自立支援医療(精神通院医療)
当クリニックは、自立支援(精神通院医療)の指定医療機関です。
精神科専門医による診療の他、精神領域の疾患については公的医療補助(自立支援)の対象となります。
下記に概要を記しますが、詳細については分からないことがありましたら、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
対象者
通院による精神医療を継続的に要する程度の病状にある方が対象となります。なお一定所得以上の世帯*1(市町村民税所得割23万5千円以上)で、受診者が「重度かつ継続」に該当する場合、現在は自立支援医療の支給対象(月額上限2万円)となっております。
これは国が平成27年3月31日(※平成24年3月31日から延長となりました)までの経過措置として定めたものです。
*1「世帯」とは、同じ医療保険に加入している方です。
利用の申請
お住まいの市区町村の担当窓口で、利用されるご本人が申請してください。
(担当窓口は市区町村によって名称が異なりますので、「自立支援医療の申請をしたい」と総合窓口でお伝えください。)
近隣の自治体(地区)は下記の通りです。
※下記自治体をクリックするとサイトへリンク致します。
利用方法
申請が受理されますと、自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票が交付されます。
申請時に指定した医療機関や薬局を利用される際は毎回、医療機関 や薬局の窓口に受給者証と管理票をご提示ください。
なお、受給者証と管理費票が届くのに申請後、約1ヶ月ほどかかります。
有効期限
受給者証の有効期限は1年間ですので、毎年更新手続きが必要となります。
なお、一定所得以上の世帯の方については、現在のところ平成27年3月31日までの経過措置となっています。
自己負担額について
自立支援医療費制度では、原則として医療費の1割を自己負担していただくことになります。
所得に応じて負担の上限額が設定されています。
こころの病気の紹介
- 統合失調症
- うつ病
- 双極性障害
- アルコール依存症
- PTSD
- 強迫性障害
- パニック障害
- 認知症
- 発達障害(大人も子どもも受診可能です)
さまざまな心の病気について診察を行なっております。どうぞお気軽にご来院ください。
当院での治療方法
当院では、カウンセリングと薬物の治療をメインに、患者さんの心に寄り添った治療を行なっております。心の病気というのは、日によって体調の波があったり、他の人に伝わりにくかったりして、患者さんご自身がつらく感じてしまう部分も多いのではないでしょうか。
当院では、まず患者さんが「何に困って、悩んでいるのか」ということを明確にしています。そのうえで、お悩みに対して「どう向き合っていくか」を整理してから、診療・治療を行なっています。病気の種類にもよりますが、心の調子を崩してしまう原因には決定的な何かがあり、そのことで心のバランスを崩してしまうことがあるからです。「その原因となる事柄に向き合うこと」「患者さんご自身の中で折り合いをつけていくこと」が治療の中でとても大切です。
ただお話を聞くだけの治療はいたしません。その問題に患者さんご自身が向き合えるようにお手伝いしています。時には薬物による治療も行ないますが、当院では最低限の薬を適正に処方するよう心がけています。
また、10~20代前半の患者さんには特に慎重に、診療・治療を進めています。治療期間は
個人差がありますが、およそ半年~1年ほど様子を見させていただいております。仮にその中で良くなったとしても、減薬に関しては慎重な判断を行なっています。
治療中のご注意
すべての患者さんにお話をしていることですが、薬の服用を急にやめないことをお願いしております。薬の作用によっては、効果がゆっくりと効いてくるものもあります。「効果が感じられないから」「もう治ったから」といって、患者さんご自身の判断で薬の服用をやめないようにしていただければと思います。薬の作用について心配事がある方は、その旨を診察の際にお話しいただければと思います。
ご家族の方へ
大切なご家族が心の病気にかかられていることは、さぞご心配のことと思います。心は見えないぶん、状態がわかりにくかったり、治癒しているのかがわかりにくかったりするかと思います。ご家族がいつもと違う状態だったり、生活がしづらそうだったりした場合、悩まずに受診していただけたらと思います。もちろん、ご家族も患者さんご本人と一緒に来られても大丈夫です。
また、「ご家族の方のカルテを作成させていただく」という方法で、ご家族の方だけにお話を伺うことも可能です。治療はタイミングもありますが、なるべく症状が軽いうちに開始することが大切だと考えています。どうぞ悩まずに、ご相談・ご来院ください。
こころの病気の紹介
こころの病気の紹介
- 統合失調症
- うつ病
- 双極性障害
- アルコール依存症
- PTSD
- 強迫性障害
- パニック障害
- 認知症
- 発達障害(大人も子どもも受診可能です)
さまざまな心の病気について診察を行なっております。どうぞお気軽にご来院ください。
統合失調症
統合失調症は、妄想や幻覚といった症状が出現し社会生活の機能が低下する精神疾患です。
ご自身が統合失調症であるという意識がないのも特徴のひとつであります。また未治療の期間が長いほど予後が悪いといわれています。
基本的には薬による治療ですが以前は副作用のために内服を中断するケースも多かったようです。現在では、副作用の少ない新しい薬の開発もすすみ、また社会的なケアにより、社会復帰なども期待できるようになってきておりますのでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
うつ病
疲れがとれない、眠れない、食欲がわかない、仕事や勉強に集中できないなどこんな症状が2週間以上続いていませんか?
それは、うつ病かもしれません。精神的または、身体的なストレスが重なり頭が働かずがさらに自分を責めてしまっている状態になります。現在はお薬を中心としたうつ病に効果的な治療方法があり早期の回復が見込めます。
うつ病
「憂うつである」「気分が落ち込む」などと表現される症状を抑うつ気分といいます。抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。そして「行動が思うようにとれない」「これまで関心があったことに興味をもてなくなってしまった」「それでも焦りは感じている」など症状が加わると抑うつ状態は重症であり、うつ病と呼びます。
双極性感情障害
双極性感情障害はとは、「そうの状態」と「うつの状態」の極端な状態が交互に起こる症状のことをいいます。躁の状態では、周りに迷惑をかけるくらい活動的になりますが気分が良い状態のため本人に自覚がなく治療を受けないケースがよくあります。
強迫性障害
強迫性障害という病気は強迫観念と強迫行為に特徴づけられます。
強迫観念は無意味ないし不適切、侵入的と判断され、無視や抑制しようとしても頭から離れない思考やイメージなどで、強迫行為はおもに強迫観念に伴って高まる不安を打ち消すための行為で、そのばかばかしさや、過剰であることを自ら認識しつつも、駆り立てられる様に行う行為です。
具体的には、トイレのたびに「手の汚れ」を強く感じ、それをまき散らす不安から執拗に手洗いを続けたり、泥棒や火事の心配から、外出前に施錠やガス栓の確認を切りがなく繰り返したりします。
パニック障害
突発的に動機や窒息感や発汗といった発作が起きる症状をパニック障害と言います。また、パニック障害では発作の予兆を感じる「予期不安」や人混みや公共の交通機関が苦手になる「広場恐怖」などの症状も出ます。仕事や家庭など日常生活に大きな支障が出る前に早めに気軽にご相談ください。
パニック障害
パニック障害は、パニック発作 、予期不安 、広場恐怖が 3大症状があります。中でもパニック発作、それも予期しないパニック発作がパニック障害の必要な症状であり、予期不安、広場恐怖はそれに伴って二次的に生じた症状といえます。そして症状によるQOLの低下が、この障害のもうひとつの特徴です。
パニック発作
パニック障害かどうかを決めるための第一の条件は、「予期しない発作」であることです。
「パニック発作」はパニック障害の特徴的な症状で、急性・突発性の不安の発作です。
突然の激しい動悸、胸苦しさ、息苦しさ、めまいなどの身体症状を伴った強い不安に襲われるもので、多くの場合、患者さんは心臓発作ではないか、死んでしまうのではないかなどと考え、救急車で病院へかけつけます。しかし症状は病院に着いたころにはほとんどおさまっていて、検査などでもとくに異常はみられませ
ん。そのまま帰宅しますが、数日を置かずまた発作を繰り返します。
予期不安と発作からくる変化パニック障害では通常は「また発作が起こるのではないか」という心配が続くことが多く、これを「予期不安」といいます。発作を予期することによる不安という意味です。「心臓発作ではないか」「自分を失ってしまうのではないか」などと、発作のことをあれこれ心配し続けたり、口には出さなくても発作を心配して「仕事をやめる」などの行動上の変化がみられる場合もあります。いずれも、パニック発作がない時(発作間欠期)も、それに関連した不安があり、1ヶ月以上続いているということを意味しています。
広場恐怖
「広場恐怖」 というのは、パニック発作やパニック様症状が起きた時、そこから逃れられない、あるいは助けが得られないような場所や状況を恐れ、避ける症状をいいます。
そのような場所や状況は広場とは限りません。一人での外出、乗り物に乗る、人混み、行列に並ぶ、橋の上、高速道路、美容院へ行く、歯医者にかかる、劇場、 会議などがあります。広場というより、行動の自由が束縛されて、発作が起きたときすぐに逃げられない場所や状況が対象になりやすいことがわかります。
パニック障害ではほとんどの患者さんがこの広場恐怖を伴っていて、日常生活や仕事に支障を来す場合が多くみられます。サラリーマンであれば電車での通勤や出張、主婦であれば買い物などが、しばしば困難になります。誰か信頼できる人が同伴していれば可能であったり、近くであれば外出も可能であったりしますが、その結果、家族に依存したり、行動半径が縮小した生活を余儀なくされる場合が多く、広場恐怖を伴うパニック障害によるQOL(Quality of Life, 生活の質)の低下は、見かけ以上に大きいといわれています。
認知症
認知症とは「生後いったん正常に発達した精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めなくなる状態」をさします。
今日、認知症の診断に用いられる診断基準のひとつに、アメリカ精神医学会によるDSM-IVがあります。各種の認知症性疾患ごとにその定義は異なりますが、 共通する診断基準には以下の4項目があります。
DSM-Ⅳによる認知症の診断基準
※多彩な認知欠損。記憶障害以外に、失語、失行、失認、遂行機能障害のうちのひとつ以上。
※認知欠損は、その各々が社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準から著しく低下している。
※認知欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない。
※痴呆症状が、原因である一般身体疾患の直接的な結果であるという証拠が必要。
認知症の原因としてはアルツハイマー病が最も多いとされますが、様々な疾患が認知症の原因になりえます。とくに、中枢神経系に病巣をもつ次の疾患が代表的です。
※ピック病など前頭側頭型認知症は、記憶障害よりも性格・行動面の変化が目立ちます。
※レビー小体型認知症は、アルツハイマー病とパーキンソン病の特徴を併せもつ疾患です。
※脳血管性認知症には様々なタイプがありますが、その診断には認知症状態・脳血管疾患の存在、認知症症状が現れることと脳血管障害発症の時間的関連性が必要となります。
アルコール依存症
アルコール依存症をひとことでいうと、「飲酒をはるかに優先させ、家族、仕事、人間関係が崩壊してしまうこと」です。具体的には、適切な飲酒量が摂れない、禁断症状がみられる、健康問題等の原因が飲酒とわかっていながらやめられない、などの症状が認められます。
WHO作成によるICD-10の診断ガイドラインは下記の通りです。
その中で2の典型は連続飲酒です。4は酔っぱらいたいための酒量が以前より明らかに増えているか、または、同じ量では効果が明らかに下がっている場合です。6では、本人が有害と気づいているにもかかわらず飲み続けていることを確認します。
アルコール依存症のICD-10診断ガイドライン
アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)のICD-10診断ガイドライン
過去1年間に以下の3項目以上が同時に1か月以上続いたか、または繰り返しが出現した場合
1、飲酒したいという強い欲求か強迫感
2、飲酒の開始、終了、量に関してコントロールができない
3、禁酒や減酒したときに禁断症状が出現
4、耐性の証拠
5、飲酒にかわる楽しみや興味を示さず、飲酒の時間や効果から回復にかかる時間が延長
6、明らかに有害な結果が起きているにも関わらず飲酒